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デビューレポート




ピッ!!え?なに?スタートしていいの??

えいっ! (とりあえず飛び込む)

痛 !!(飛び込みが下手でお腹を打った)

うわ、右の人見えない!どこ??

ありゃ、あんな前にいる!!泳がなきゃっ。

・・・着いちゃった。うぅっ・・・。練習より遅い・・・。

生まれてはじめてのマスターズ、香川県マスターズはこれで終わった・・・。

ピッ!!えいっ!!

痛!! (飛び込みが下手で顔を打った)

とりあえず、右の掻きをしっかり、大きく!

ってあれ?終わりだ。

うぅっ・・・。やっぱり練習より遅い・・・。

生まれて 2回目のマスターズ、全日本マスターズもこうして終わった・・・。

でも、私、すごい、

タイムはともあれ、マスターズに出たんだ!泳いだんだ!!

自己申告レースで銅メダルまでもらっちゃった。

目標タイムが低いからもらえたメダルだとは分かっていても、

がんばった勲章に思える。

なんだかものすごい気持ちがいい。

やばい、来年も出ちゃいそう。

これが私のマスターズ初体験の状況と感想です。

本当に、楽しくて、気持ちが良かった。

マスターズ会場で、小学生の時のことを思い出しました。

息継ぎが出来ないから、死に物狂いで顔を上げて息をしながら、

生まれて初めて 25mを泳ぐことが出来て、

めちゃめちゃ得意になっていた時のことです。

友達に言われました。

「あなたが泳いでいるとき、先生が言ってたよ。

あれがだめな息継ぎです。ああいう風にはしないようにって。」

かなり、ショックでした。得意げだっただけに。

あれから水泳は超苦手なスポーツで,そのまま 20年以上経っちゃいました。

泳げるようになりたくて、泳げるようになりたくて。

パンッっと思いたってジャパンに入ったのが 1年半前のことです。

なんと、マスターズに出るなんて!!

山本先生はじめインストラクターの方々、本当にありがとう。

まだまだ、これからです。

よろしくお願いします。

文  末次 綾


私は今スタート台にいます。

展望台から天の橋立てを見下ろすように頭をぐっと下げて

スタートの合図を待っています。

あごを引いて!けった足を伸ばして!指先伸ばして!と

コーチや仲間の声が頭の中を駆け巡り、

スタートまでのわずか 2〜3秒の間に思考回路が全開で作動している自分と

血の気の引いた心臓の音しか聞こえない自分が同居しています。

2006年2月 私は61歳にして初めてマスターズに挑戦しました。

出場すると決めてから2ヶ月余り、練習は緊張の連続でした。

これまでコーチの組んでくれるメニューを無難にこなし、適当に力を抜いて

泳いでいました。

ハード・イージーなんていわれてもやっぱりマイペースでした。

ところが、マスターズに出るんだ。出るからにはせめて自己ベストは出したいと

思い始めると、欲も出てきて練習に対する取り組みが違ってきました。

前半の泳ぎ、後半の失速を少なくする方法、息継ぎの回数、試行錯誤の連続でした。

どのコーチもいろいろアドバイスしてくれました。

毎回のようにとってくれるタイム、ちっとも速くならないのだけれど

その緊張感がなんとも言えず心地よく、

思わずもう一回飛び込んでみる、もう一回泳いでみるという気分になれました。

いよいよスタートです。

悪くないぞ!いけいけ!

自分で自分を応援しながら泳ぎました。もうすぐターンあと半分 がんばれ!!

ところが御厩のプールには魔物が住んでいました。

スル――――っ

えっ!ターンが出来ない

頭の中は真っ白になってしまい、どうやって折り返したのか、いつゴールしたのかも

理解できない状態で、私の初挑戦は終わりました。

競技の得体の知れない洗礼を受けてしまいましたが、

また挑戦してみたいと思います。

文  新地 廣子


マスターズの参加については、友人に参加を強く要請されたので、参加する事を決意しました。

マスターズに向けての練習については、私は飛び込みが苦手だった為、

コーチが熱心にご指導してくれました。

コーチのおかげで大会前までには、飛び込みが出来るようになりました。

しかし、当日県マスターズでは、私は体調がすぐれず、飛び込み台に上がると、足がガクガクし

頭が真っ白になり飛び込み台の前に倒れ失格で終わってしまいました。

熱心にご指導いただいたコーチには、大変申し訳ないと思っております。

 

県マスターズで失敗した事を反省し、全国マスターズの自分自身の目標としては、

25mを泳ぎきり、30秒を切るように練習しました。

しかし全国マスターズの2週間前にインフルエンザに

かかり高熱が出て一週間安静にしていました。

何が何でも頑張らなくてはと一週間のブランクを

取り返そうと飛び込みの練習を繰り返しました。

 

大会の日を迎えられたとき、当日は昼の食事をジャパンで済ませ、丸橋先生にお会いでき

なんだか心の余裕ができ、平常心で大会に望めました。今回は隣の選手の顔もよく見え

今度こそ大恥をかかぬとの一心で泳ぎきりました。プールサイドに帰って丸橋先生の顔を見たとき

大変うれしく思いました。先生方にも友人寺尾師匠にも、ジャパンのメンバーの方々にも大変

お世話をかけました。皆に感謝、感謝、感謝の一年です。お礼申し上げます。

今後も、いろいろご迷惑をかけますが、ご指導の程宜しくお願い致します。

文  新田 武


<編集後記>

「第28回JSCA全国マスターズスイミングフェスティバル」

 なんとすごいタイトルではありませんか・・・!?

 香川県開催!これはがんばって出場者を集めなくっちゃ・・・!!!っと半年前

 え〜〜〜〜でも 香川県マスターズも2月にあるし〜〜〜〜

 そんな声もそっちのけ・・!!どっちにも出たらいいんですよ!この際(どの際?)

 ジャパン高松のマスターズニュースに参加出場の張り紙を出したのが11月のことでした。

 県マスターズの出場は例年通り・・!! 全国は・・・?? 

 あら皆さん結構やる気になってるようですね

 参加してびっくり!やっぱり全国マスターズはすごいですね。

 いくら開催県とは言うものの、なんの何の北海道から九州までいや〜聞いたことのない

 スイミングクラブの名前がずらり、お揃いのTシャツがずらり

 40代・50代なんて若い若い!60代・70代がずら〜〜〜〜〜〜り!

  そんな中、皆さん楽しく緊張しながらがんばりました。
 

 まだまだ奥の深〜〜〜いマスターズ水泳!

 県内にとどまらず、四国内にとどまらず、プチ旅行?気分でいろいろ出場するのも

 楽しいかもしれませんよ。

 

高松校では早速、横浜ウーマンズ・スイム・フェスティバルに向け始動?!

編集 山本


 

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